Dear Green Field -7ページ目

★川口能活の行為は警告ではないのか(今更岐阜戦)

川口能活のプレー、あれは絶対に警告すべきだと思う。

川口は、ゴールキックを蹴る前、毎回ボールをゴールエリアギリギリに置き、その都度ラインから出ていないか審判に確認を求めていた。

スローインの位置は確認してもいいだろう。タッチを割ったポイントははっきりしないことも多いし、違うポイントからスローインすると相手ボールになってしまうから。
それに、スローインであれば、ポイント確認後1秒以内にはプレーが始まる。
ところがゴールキックだと、ポイント確認→ステップバック→敵味方のポジション確認→助走→キックで10秒は空費できる。

ゴールキックであれを許してはならない。
ゴールキックなら、仮にラインの外から蹴ってもやり直しになるだけで済む。
それをほぼ毎回審判(多くは副審、たまに主審)に確認を求めるのは悪質な時間稼ぎで、絶対に警告の対象にすべきだ。
さすがに、終盤に主審に注意されてからはやらなくなったが、あれは二回目からは注意、三回やったら警告が適当だろう。

かつては、ゴールキックは、ゴールエリアを左右に二分したうちの、ラインを割った側のエリアから蹴らなければいけなかった。
ところが、それを悪用して、明らかに反対側のエリアにボールをセットするという時間稼ぎ行為を許すことになったため、ゴールエリア内であればとこでもよくなったのだ。

そのルール改正の趣旨から考えても、あのプレーを許していてはいけない。

★緑のゴールネット

「スタジアムをもっと緑に染めよう!」
「Paint it Greeeeeeeeeeeen!!」

「緑のゴールネット」
だそうです。

いいと思います。
テレビ中継やゴール裏から見ると、派手に着色されたネットは、ネットばかりが目立ってしまって非常に見難いもの。
その点、芝と一体になる緑のネットは邪魔にならずいいんじゃないでしょうか。

★無知は恐ろしい(侮辱のポーズ)

多少旧聞に属するが、松本山雅の選手が、中指を立てるポーズをしたという。
極々親しい間柄であればふざけてやることはあっても、他人に対しては最大級の侮辱のジャスチャーであり、喧嘩になっても不思議はないし、場合によっては命の保証もない。
少なくとも、普通の知識と良識を持った人は(人前では)決してしない。
2本指のVサインでも、手の甲の方を相手に向けてやると、侮辱と取られる国もある(UKなど)。

あと、ゴール後のパフォーマンスでもたまに見ることがあるが、右手をボクシングのアッパーカットように突き上げると同時にもう一方の手を二の腕(力こぶ)に辺りに添える行為も要注意だ。
これも、(中指立てほどではないが)同じ象徴的な意味を持ち、相手を侮辱するポーズになる。

これらは、いずれも男根を象徴しており、それを見せつけている方は「お前なんか屁でもねえ」と宣言していることになる。
サルなどが、オス同士でも、地位の上下を確認・認識させるためにマウンティングをするのと同じ趣旨。
そう言いだすと、ネクタイが象徴しているのもアレというフロイトの説に行きついてしまうが…


多少意味合いは異なるが、(死んだ人を悪く言いたくないが)元Fマリノス、松本山雅の松田は、ゴールの後、自らの頭を指差すジェスチャーをよくやっていた。
あれも、中指立てとは違う意味の侮辱のポーズである。つまり「お前はバカ」と言っているのと同じ。

ああいう行為は、時と場所によってはとんでもない侮辱になるということを知っておくべきだ。

★今日の出来事

◎リトルなでしこ(U-17日本女子代表)2-0 U-17スペイン女子代表
日テレ・ベレーザ(ていうか高3だから、メニーナだけど)の長谷川唯、大会を通して大活躍!
今日は受け手とのタイミングが合わずミスパスもあったけど。
長谷川はとにかく上手い。弥生さんとか原ちゃんとかテクニックのある選手が多いけど、現時点ではおそらくベレーザで一番上手い。
ベレーザで一番ということは、日本全体でもトップクラス。
プレスがキツイとミスも出るけど、外国勢と五分以上に渡り合った今大会の経験を肥やしにもっともっと成長しれるだろう。
やがては、(同じくメニーナ出身の)宮間のような選手になること間違いない。
メニーナの宮川もよくやっていたね。
しかし、長谷川の他にも、土光、清水、籾木と揃うベレーザ、メニーナの高3世代はすごい。

◎アルビレックス新潟L 0-0 日テレ・ベレーザ
スコアレスドローか。
長谷川が帰ってくる次節以降に期待。

◎ベガルタ仙台L 1-0 I神戸レオネッサ
INAC、早くも2敗目。
やはり、川澄、チ・ソヨン、ゴーベル・ヤネズの抜けた穴は大きい。
特に、川澄。スピードがあってスタミナもあり、シュートもうまい。
高瀬も迫力はあるが、一人で打開するのは難しいかな。
田中陽子とか京川、仲田と若手もいるけど、流れを変えるような選手といったら、やはり澤しかいない。
澤が欠場するようなことがあったら、大変なことになるだろう。
まぁ、前期は10チーム中上位6チームに入れればいいから大丈夫かな。
後期は川澄も帰ってくるし。

◎カターレ富山 0-3 東京ヴェルディ
きれいなゴールばかりではなかったけど、今のヴェルディには勝つことがなりよりの薬。
やはり、鈴木淳が入るとボールが落ち着く。
これまでは、DFが奪ったボールを中盤で簡単にロストすることが多かったけど、鈴木は安全に繋ぐところと一発を狙うところのメリハリが利いてる。
次週も鈴木、田村のWボランチでお願いしますよ。

★永井と再々契約?

・中島、吉野のドタバタ移籍(吉野はレンタルバック)
・高原のレンタル移籍
・永井の獲得の噂


移籍・獲得に関しては微妙な話題ばかりだったが、意図は一つ。
『支出を減らし、収入を確保する』
これに尽きる。

中島、吉野は人件費削減効果は大きくないけど、育成費が入る移籍。
高原は、1年分の年俸丸々は負担してもらえないだろうけど、数百万円でも相模原が負担してくれれば助かる。
永井は、1千万円のスポンサー付きらしい。かつての日本人選手の欧州移籍はこれがあったからでしょ?

ということで、(ここ2年位の間に経営危機に陥った地方クラブのような「J1に上がりゃこっちのもの」的な)経営を度外視した滅茶苦茶なクラブ運営をしない羽生社長の意図がはっきり読み取れる。
以前も書いたが、多少成績が悪くてもクラブは消滅しないが、3期連続で赤字を出したらその時点で確実にクラブは消滅する。
地方だと、いざという時には、地方自治体や地方財界が救いの手を差し伸べてくれることがあるが、東京では期待薄と言うしかない。

胸スポンサーがつかない限り、途中で大型補強できるような予算はほどんどないだろう。
かといって、途中で放出しても多額の移籍金(途中解約の違約金)が取れる選手も限られているだろう。
加えて、監督を(クラブ側から)解任すると、残りの契約期間のうちのある程度の割合の年俸補償が生じる(要は、監督1.5~2人分の人件費が必要)。

とにかく、何としても収入を確保する必要がある。

そのためには「若いチーム」「アカデミー出身者中心の自力養成型クラブ」というストロングポイントを徹底的に対外的にアピールすべき。

前々回のホーム千葉戦では、メンバー紹介時に場内アナウンスで先発の平均年齢を紹介していたが、長崎戦ではやっていなかった。
単に平均するとそれほどインパクトがなくなってしまうなら、十代何人、二十歳何人とか、オイシイところだけ言えばいい。
とにかく、使えるものは何でも使おうじゃないか。

メンバー紹介時に、出身地(都内については市区まで)を言うのは、非常にいい試みだと思う。
特に、多摩市(田村、北脇)、八王子市(平本、常盤)、日野市(ポープ)、立川市(姜)、国立市(安在)、府中市(杉本)、調布市(菅嶋)、三鷹市(楠美)、新宿区(菜入、木鈴)とホームタウンを含む都内出身者が非常に多いので。

★浦和レッズ、J初の勝ち点はく奪か?

「差別するつもりはなかった」 そんなこと言っても許されないこともある。
当人が何と言おうと、受け取る方が「差別」と感じ、客観的に見て「差別」と受け取って当然のものであれば、それは差別。

現在、勝ち点はく奪や無観客試合という重い処分も検討されているという。
これまでのようなお茶を濁す対応で終わった場合には、JリーグやJFA(日本サッカー協会)の対応も問題となる。
「JAPANESE ONLY」は「外国人お断り」の意味で使ったのではないなどと言っても、その表現そのものを国際社会は許さないだろう。
近年、FIFAは差別問題には非常に厳しくなっており、国内のこれまでの甘い基準で判断したらおそらく大変なことになる。
当事者の浦和はもちろんだが、差別問題に適切に対応しないJリーグ、JFAも国際的に非難されるだろう。

また、これまでこういった問題が起きると、事実関係の調査に非常に時間が掛かり、処分が遅れてきた。
でも、本件の場合、「浦和のホームゲームの浦和側で差別表現の横断幕が一定時間掲出された」という疑いのない事実のみで十分。
「だれが、どんな目的でやったか」とかはクラブへの処分と全く関係ない。
そんなどうでもいいことに時間を掛けるから、本質を見失うのだ。

これまで、多くの問題を罰金、けん責程度で済ませてきたJリーグ、JFAの姿勢が起こした問題といっても過言ではない。
「『JAPANESE ONLY』は外国人排除の意図を持って掲出されたものではなかったが、結果として誤解を招きやすい表現であったため、金○○万円の制裁金を課す」とかいういかにも日本的な甘い処分では、FIFAは納得しないだろう。

繰り返し言うが、今回の件は、「意図」とか「誤解」とかどうでもいいのである。
スタジアムで差別的表現が使われたという事実のみで判断すべきことだ。

★2階席は開くか ー松本山雅戦ー

日曜日の松本山雅戦は2階席が開きそうですね。雨で。

雨が降らなくても、凄く寒そうなので、暖かくしてお出掛け下さい。
特に、松本山雅サポーターの皆さん、さすがに松本よりは暖かいとは思いますが、味の素スタジアムのある調布市は、気象庁@大手町より2℃位は低くなるのが普通です。
天気予報の「東京」の気温予想に騙されないようにお気をつけ下さい。

あと、運良く晴れた場合には、バックスタンド席は正面から西日を受けることになり、非常に眩しくなります。
メインスタンドの屋根の陰に入るまでの間、帽子やサングラスがないとかなり辛いです。
今回はキックオフ時間が早いので、後半半ば以降だけだと思いますが。

それでは、
雨でも濡れることがなく、小さな子どもでも安心して観戦できる(東京ヴェルディ主催の←ここ大事)味スタにたくさんの方のお越しをお待ちしています。

★ATHLETA Spring-Summer Collection 2014

ATHLETAの2014年春夏の新作発表です。
こちら⇒http://www.athleta.co.jp/produto.html

ブラジルW杯を意識したリオのキリスト像がプリントされたもの
女子受けしそうなカラフル&ポップな柄なもの
フェミニンなデザインが揃った Lady's ラインナップ
など、今までとは少し違うテイストの商品もあります。

春先の肌寒いときに活躍するウィンドブレーカー、パーカー
夏場にスタジアムで跳ねるときに最適なプラクティスシャツ・パンツ
ド定番、遠征の移動時にもピッタリ、街着にもなるポロシャツ
など、ラインナップ豊富

是非、(できればお近くのゼビオXEBIOで)お買い求めを!


落書き
キリストTシャツのキリスト像の衣装は、各国の代表のユニフォーム風。
日本、アルゼンチン、スペインと開催国ブラジルがあります。
これ着てW杯行ったら受けるだろうな。

★この雪を見てもまだ秋春制を言うか?

凄い雪でしたね。
東京でこんなに降ることは何十年振り。しかも2週連続。滅多にあることではない。
とは言っても、ちょっとの雪で交通が麻痺するのは首都圏では珍しいことではない。
ピッチはシートで覆ったり、(試合当日は)人海戦術で除雪すれば何とかなるが、観客の足や安全の確保は容易ではない。
しかも、首都圏で大雪になるのは真冬よりも春(3月)になってからの方が多い。去年の松本戦の降雪中止も4月だった。
この時も、中止の判断の大きな理由は、屋根から観客席への落雪の危険性だったはず。
(松本はどちらかと言うと太平洋側気候であり、本来雪の少ない地域。信じられない方は、wikipedia「中央高地式気候」をご覧あれ)


でも、本エントリーのポイントはそこではない。

あれだけ雪が降っていた金曜日の夜のこと。
駅に半袖Tシャツの外国人がいた。
「真冬にTシャツ1枚!?」って信じられない人もいるかもしれないが、白人の人だと決して珍しい光景ではない。
コーカソイド系の人は平熱が37度台。我々日本人に比べ1~2度高い。
だから、滅茶苦茶寒さに強いらしい。
そういう人たちが多数を占める国でやってるからって、同じことを日本でもやろうなんて、そりゃあ無理ってもんだ。

ヨーロッパと日本では、サッカーの歴史も違うけど、根本的に体質が違うのだ。選手も観客も。
選手はヨーロッパ標準に慣れる意味はあるかもしれないが、観客に苦行を強いるのは絶対に間違っている。

★セール&リースバック

不動産や固定資産などでは、よく行われる手法だ。
ついに、サッカー選手の移籍でも使われるようになったか。
売却側にしてみれば、一時的に売却収入が得られる、同じ選手を引き続き使えるなどというメリットがある。

通常のセール&リースバックであれば、ある程度の利回りのキャシュフロー(今回で言えばレンタル料)が得られるのが基本。このご時世、将来のキャピタルゲインを狙ってという投機的なものは殆どない。
(リスクを取ってくれる人がいない限り、金融機関から融資がつかない。)

今回の場合には、サンフレッチェは将来(ヴェルディが買い戻す場合を含め)高く売れる可能性が高い(=活躍する可能性が高い)と踏んで完全移籍で買い取ったのだろう。この点は翔哉を獲得したガスも全く同じだが。

で、どう見てもヴェルディ側が売り急いだとしか考えられず、条件的には買い手側に有利になっていることは想像に難くない。
それでも、前述したメリットが大きければ、売却側にとっても全く意味のないことではない。決してポジティブな意味ではないが。
それほどに、今期の(も?)収支が厳しい状況であることは間違いない。
これは、固定の大スポンサーがないという状態では毎年起きる可能性があること。J2にいる限りはなおさら。

まぁ、一方で大スポンサーにのみ依存しすぎるのも問題ではある。
「Jリーグは企業でなく地域に根付くべし」という川渕三郎的な意味ではなく、佐藤工業の経営破たんから消滅したフリューゲルス、不祥事が続いた堀越学園(松木の出た堀越とは別法人)の解散により活動停止したアルテ高崎、読売グループの撤退から消滅危機に瀕したヴェルディなど、一企業の動向がクラブの消長に直結するのは好ましくはない。
安定株主が多数を占める会社のように、複数の大スポンサー、数多くの中小スポンサーというのが理想なんだろう。

あと、シーズンチケット購入者が増えることも意味は大きい。
これは、(決して大きな額ではないが)安定的な収入が見込めるという意味に加え、スポンサードしようという企業にとっては、その意思決定を取締役会、株主総会などで説明する際の有力な材料になる。
その意味でも、シーズンチケット買い控えとかは最悪の運動としか言いようがない。
どこの企業が、クラブとサポーターが反目しあっている(真偽は別として、外からはそう見える)クラブのスポンサーになろうとするだろうか?
いくらいい学校であっても、先生と生徒の間で対立があると噂されるような学校に子供を入れようとする親はいないのと同じ。