★ヴェルディが好きになったのは-つづき- | Dear Green Field

★ヴェルディが好きになったのは-つづき-

スタジアムに閑古鳥が鳴き、椅子に座ったボールボーイが寝ていてラモスに頭を小突かれたこともあった日本リーグ時代、異常人気でチケット争奪戦が勃発し、自由席シーチケが7、8万円もしたJリーグ創成期、スター選手が去り拡張工事完了した後には観客が激減していた等々力ホーム時代の末期、そして東京移転(東京復帰といった方がいいか)。

その間ずーと読売クラブヴェルディを見てきた。

長い間には、監督、選手は替わり、チーム名(ホームタウン)も変わった。
「球界の紳士たれ」と言われた球団と同じ経営母体だったとは思えない、危ない匂いのしてたアウトロー的なチームの雰囲気も変わった(これには若干寂しさを感じるが)。

でも、変わらないものもある。
それは、他チームを圧倒するテクニックに裏打ちされた、パス主体のサッカー。
(あっ、レオン監督時代はそうでもなかったかも)
そして、他のチームの応援が企業応援団(都市対抗野球のそれと言えば分かり易いかな)そのものだった時代に、異彩を放っていたスタジアムに響き渡るサンバのリズム。

ヴェルディのどこが好きと訊かれても、はっきりは答えられないけど、人と同じことをするのが大嫌いだった僕にはピッタリはまった。「こんなチーム、そうは無いぞ」と思った、それがきっかけだった。
(社会人となってからは、人と合わせ、出る釘にならないようにする処世術も覚えた僕ではあるが)